厨房機器の見積 1,000万円について、次の2点をお尋ねいただきました。
②の売上計画を 1〜3章に、①の1,000万円の位置づけを 4章にまとめました。 ①の「一つ一つ」の説明は、機器21品目の検収記録を別途ご用意します(本書では総額の妥当性のみ扱います)。
| 項目 | 置き方 | 備考 |
|---|---|---|
| 総投資 | 5,000万円 | 目標帯4,500〜5,000万・上限5,500万のうち上側で計算。内訳は厨房機器1,000万+内装4,000万+設計費400万+α |
| 償却年数 | 10年 | 定期借家10年に合わせています。15年なら損益分岐点は409万円に下がります |
| 土日の売上 | 平日の65% | 既存8店は土日祝が平日の137〜249%。本町はオフィス街のため、その半分以下で置いています |
| 客単価 | 1,085円 | 既存CAFE4店の2025年実測を客数で加重平均した値。値上げや構成比の改善は織り込んでいません |
| 人員 | 現場が検証した配置 | 甘味グループ責任者と梅田・三宮の各店長に確認いただいた人数。開業期3ヶ月はさらに+1人(この間の損益分岐点は560万円) |
損益分岐点に到達するまでの見通しは 6章、まだ決まっていない項目は 7章にまとめています。
| 立地 | 御堂筋の路面。北御堂の門前、本町駅直結。同じ建物にオフィス約4,400坪(3,000〜4,500人)、ホテル202室、相愛中学・高校 |
|---|---|
| 業態 | 抹茶を主役にした甘味と、茶・菓子の物販。レジで注文し、呼び出し機器で受け取り、お客様が席まで運び、下げるところまでお客様に協力いただく形 |
| 営業時間 | 平日 10:00–21:00 / 土日 10:00–19:00 朝営業なし |
| 席数 | 30席(ロの字カウンター16+窓側カウンター14)。カウンター中心 |
| 人員 | ピーク6人・通常4〜5人・朝夕3人(時間帯で増減。総労働時間で平均すると5人) |
| 看板商品 | 抹茶パフェ、抹茶モンブラン(喫茶去の主力商品。既存店のPOS実績にもとづく社内判断) |
オフィス街は昼に山が来ます。平坦に人を置くと朝晩が余るので、山に合わせて増減します。
| 時間帯 | 客数 | 配置 | 状況 |
|---|---|---|---|
| 10:00–11:00 | 9人 | 3人 | 開店直後・薄い |
| 11:00–12:00 | 21人 | 5人 | ランチ立ち上がり |
| 12:00–14:00 | 54人 | 6人 | ランチピーク(生茶麺+スイーツ) |
| 14:00–15:00 | 16人 | 5人 | 昼下がり |
| 15:00–17:00 | 28人 | 4人 | 午後カフェ |
| 17:00–18:00 | 16人 | 5人 | 退勤・手土産物販 |
| 18:00–19:00 | 14人 | 4人 | — |
| 19:00–21:00 | 17人 | 3人 | 夜・薄い |
1日54人時(営業中48+仕込み・閉店6)。シフトは9:00〜21:30。土日は 12:00–15:00 に5人、15:00–17:00 に4人、朝夕3人で1日41人時。
客数は損益分岐点(平日175人)を時間帯に配分したものです。
人数は現場の検証を受けて、各時間帯に1人ずつ増やしました
当初案(1日43人時)を甘味グループの責任者と梅田・三宮の各店長に見ていただき、 「各時間帯にもう1人要る」との回答をいただいて、その通りに組み直したのがこの表です。
指摘の中心はランチピークのスイーツ担当でした。厨房はコンロとスイーツ台が離れており、 生茶麺を担当する人が同時にスイーツを作ることができません。この配置は変更できないため、人を分けています。
時間帯ごとの客数は、実測ではなく想定です
Airメイトには時間帯別のデータが入っていないため、既存店から取れません。オフィス街の一般的な山(昼に集中)から置いています。
開業後にSquareで時間帯別の売上を取れば、1ヶ月で実測に置き換わります。合計人時(1日54人時)が計画の根拠で、時間帯の割り振りはそこで組み直します。
人数によって兼務の組み方を変えます。ピーク時にレジ担当がホールを見るのは物理的に無理なので(レジを離れると注文が止まる)、人数が増えたら分けます。
| レジ | 注文受付・決済(専任)。物販の説明・包装が入ると持ち場を離れるため専任にします |
|---|---|
| 受け渡し | 呼び出し機器を渡す・回収、商品の受け渡し |
| ドリンク | 抹茶を点てる、ラテ・フロート・フラッペ・コーヒー |
| キッチン | 生茶麺 専任(茹で・盛り付け・丼の処理) |
| スイーツ | パフェ・モンブラン・あんみつ・ぜんざい |
| フロア/洗い | 返却口の整理、洗浄機投入、台拭き、廃液タンク |
| レジ | 注文受付・決済(専任) |
|---|---|
| 受け渡し | 呼び出し機器・商品の受け渡し |
| ドリンク | 同上 |
| キッチン | 生茶麺 専任 |
| スイーツ + フロア/洗い | 兼務 |
| レジ + 受け渡し | 注文・決済・呼び出し・受け渡し |
|---|---|
| ドリンク | 同上 |
| キッチン + スイーツ | 兼務 |
| フロア/洗い + 補充 | 返却口、洗い物、台拭き、お冷やの補充、物販対応 |
| レジ + 受け渡し | フロント一体で兼務 |
|---|---|
| ドリンク + キッチン | 兼務 |
| フロア + 洗い | 閉店作業の前倒しを含む |
食器の返却はお客様にお願いする形にするため、片付け専任は置きません。
残ったものを下げてテーブルを拭く作業は、フロア/洗い担当が吸収します。
カウンターは T(点て)・E(エスプレッソ)・I(アイス/ブレンド)・K(キッチン)の4ゾーンに分けて設計しており、上の役割はそのまま対応します。
仕込み・閉店の6人時には、麺の出汁の仕込み・物販の補充・朝夜のフロア清掃(掃除機・モップ・テーブル拭き)を含みます。
グリストラップとエアコンフィルターの清掃は数日おきに行います。
この立地の特徴 ― 平日で稼ぐ店になります
既存8店の実績を曜日別に調べたところ、8店すべてが土日祝に平日の1.4〜2.5倍を売っており、売上の35〜49%が土日でした。本町はオフィス街で、この構造が逆になります。
したがって既存店の月商をそのまま目標にはできず、「平日1日あたり」で計画を組んでいます。
| 項目 | 10年償却 | 15年償却 |
|---|---|---|
| 損益分岐点 月商 | 496万円 | 473万円 |
| 年商 | 5,954万円 | 5,676万円 |
| 平日 1日の売上 | 189,687円 | 180,836円 |
| 平日 1日の客数 | 175人 | 167人 |
| 土日 1日の売上 | 123,296円 | 117,544円 |
| 土日 1日の客数 | 114人 | 108人 |
| 客単価 | 1,085円 | 1,085円 |
| 回転数(30席) | 平日5.8/土日3.8 | 平日5.6/土日3.6 |
客単価1,085円は、既存CAFE4店(梅田・三宮・心斎橋2F・芦屋)の2025年の実績を客数で加重平均した実測値です。
土日は平日の65%として計算しています(営業時間が2時間短いこと、オフィス街であることを織り込んだ数字です)。
本町と同じ「1日あたり」で既存店を測り直しました(2025年の実績)。
平日=祝日・年末年始・お盆を除いた純粋な平日。土日祝=土曜・日曜・平日の祝日(年末年始・お盆を除く)。
| 店舗 | 平日1日 の売上 | 平日1日 の客数 | 土日祝1日 の売上 | 土日祝1日 の客数 | 土日祝 ÷平日 |
|---|---|---|---|---|---|
| 梅田店(阪急三番街) | 261,316円 | 243.5人 | 399,401円 | 364.8人 | 1.53倍 |
| 三宮店(さんちか) | 174,657円 | 162.1人 | 259,845円 | 238.0人 | 1.49倍 |
| 心斎橋本店2F | 132,459円 | 124.2人 | 193,638円 | 177.5人 | 1.46倍 |
| 箕面ROASTERY | 129,483円 | 117.7人 | 244,770円 | 219.3人 | 1.89倍 |
| 芦屋店 | 63,073円 | 57.1人 | 86,640円 | 78.8人 | 1.37倍 |
本町の損益分岐は「三宮店の平日を1割上回る」水準です
平日189,687円 ÷ 三宮174,657円 = 1.09倍(10年償却の場合)。15年償却なら180,836円で1.04倍です。
梅田店(261,316円)には及びませんが、三宮店を上回らないと損益分岐点には届きません。ここが計画の前提になります。
既存店は土日祝が平日の1.4〜1.9倍。本町はこの構造が逆になります
上の5店は土日祝に平日の1.37〜1.89倍を売っています。STAND3店・表参道を含めた8店で見ても1.37〜2.49倍で、例外がありません。 本町はオフィス街のため、この土日祝の上乗せは見込めません。
本計画では土日を平日の65%として計算しています。既存店の実績の半分以下の置き方です。
| 項目 | 年間 | 月あたり |
|---|---|---|
| 固定賃料 | 600万円 | 50.0万円 |
| 減価償却(総投資5,000万/10年・15年) | 500万/333万 | 41.7万/27.8万 |
| その他固定費 | 240万円 | 20.0万円 |
| 人件費 | 2,232万円 | 186.0万円 |
| 固定費 計(10年/15年償却) | 3,572万/3,405万 | 297.7万/283.8万 |
| 原価 | 売上の30% | |
| 水道光熱費 | 売上の10% | |
人件費は時間帯ごとの配置(1-1)を積み上げたもので、年17,548人時(平日54人時×246日 + 土日41人時×104日)です。
総投資が4,500万なら損益分岐点は489万円、上限の5,500万なら503万円になります(いずれも10年償却)。
歩合賃料について
契約では月商500万円を超えると歩合賃料が発生します。損益分岐点496万円はこの閾値のすぐ手前で、損益分岐点を少しでも超えると歩合賃料が乗ります。
ただし料率と算定基礎が社内に記録されていないため、上乗せ額を計算できていません。契約書で確認が必要です。
総投資5,000万円のうち、厨房機器1,000万円は 20% です。残り4,000万円が内装・設計費・什器などにあたります。
内装の坪単価は、新築の相場の中に収まります
カフェの内装工事費は物件の状態で相場が分かれます。本町はユイノート本町=新築です。
| 物件の状態 | 坪単価 | 39.49坪だと |
|---|---|---|
| 居抜き | 30〜55万円台 | 1,185〜2,172万円 |
| スケルトン | 65〜100万円台 | 2,567〜3,949万円 |
| 新築 ← 本町 | 75〜130万円台 | 2,962〜5,134万円 |
総投資5,000万円から厨房機器1,000万円を引いた4,000万円は坪101万円で、新築の相場(75〜130万円台)の中に入ります。
ただしこの4,000万円には設計費・什器・サイン・開業前費用も含まれます。内装工事費だけを取り出せば坪単価はこれより下がります。見積が出た段階で分けて突き合わせます。
総投資のコントロール目標
| 厨房機器 | 1,000万円 |
|---|---|
| 内装 | 4,000万円 |
| 設計費 | 400万円+α |
| 上限(MAX) | 5,500万円 |
| 目標 | 4,500〜5,000万円 |
本書は上側の5,000万円で計算しています。4,500万なら損益分岐点425万円、5,500万なら439万円です。
そのうえで本書は、比率ではなく「削ったらどうなるか」で妥当性を見ます(4-2・4-3)。こちらは当方の収支計画だけで完結するため、いま判断できます。
| 厨房機器 | 総投資 | 損益分岐点 | 下がる額 |
|---|---|---|---|
| 1,000万(現案) | 5,000万 | 496万 | — |
| 750万(▲250万) | 4,750万 | 493万 | ▲3.5万 |
| 500万(▲500万) | 4,500万 | 489万 | ▲6.9万 |
厨房機器を半額(▲500万)にしても、損益分岐点は月7万円しか下がりません。10年に分けて償却するためです。
| 人員 | 人件費(年) | 損益分岐点 | 基準との差 |
|---|---|---|---|
| 現案(現場が検証した配置) | 2,232万 | 496万 | — |
| 各時間帯にさらに+1人 | 2,695万 | 560万 | +64.3万 |
| (参考)現場検証前の当初案 | 1,769万 | 432万 | ▲64.3万 |
機器を500万円削って人が1人増えると、差し引き57万円の悪化になります
| 厨房機器を500万円削減 | 損益分岐点 ▲6.9万円/月 |
|---|---|
| 人員が1人増える | 損益分岐点 +64.3万円/月 |
| 差し引き | +57.4万円/月 の悪化 |
長期で見ると差はさらに開きます。機器の500万円は1回きりですが、人件費1人分は年463万円が毎年かかり、10年で4,633万円になります。
本町はお客様に運んでいただき、下げていただく形にして、人を減らす設計にしています。 その前提が成り立つかどうかは、厨房と什器がどれだけ作業を吸収できるかにかかっています。 機器を削ると、削った分が人件費に跳ね返るという構造です。
いただいた試算と、当方の計画とで前提が2つ違います。並べます。
| 項目 | ご提示の試算 | 本計画 | 差(月) |
|---|---|---|---|
| 人件費 | 250万円(平日5人・土日7人) | 186.0万円(ピーク6人・通常4〜5人・朝夕3人) | ▲64.0万円 |
| 家賃 | 60万円(売上の10%として) | 50万円(契約書の固定賃料の実額) | ▲10万円 |
| 減価償却 | 5,000万 ÷ 10年 | 5,000万 ÷ 10年 = 月41.7万円 | 同じ |
| 原価+水道光熱費 | 40% | 40% | 同じ |
ご提示の前提のまま、減価償却を月41.7万円(5,000万÷10年÷12ヶ月)として置くとこうなります。
| 項目 | 月商600万のとき |
|---|---|
| 減価償却 | 41.7万 |
| 原価 30% | 180.0万 |
| 人件費(ご提示) | 250.0万 |
| 消耗品・水道光熱費 10% | 60.0万 |
| 家賃 10% | 60.0万 |
| 費用合計 | 591.7万 |
| 判定 | 8.3万円の黒字 |
この前提(人件費250万)で損益分岐点を出すと 月商603万円です。 「売上は700万くらいを目標に」というご指摘と整合します。差は人件費だけで、計算そのものは一致しています。
平日5人・土日7人は、既存店(喫茶去)のフルサービスの形を前提にされていると思います。 本町はお客様に運んでいただき、下げていただく形にするため、片付け専任を置きません。 その前提で通常4人・ピーク6人としており、ご提示の想定との差は月64万円です。
人時売上高(売上÷総労働時間)から、各店の実際の人時と平均人数を出しています。感覚ではなく実績です。
| 店舗 | 客数/日 | 1日の人時 | 平均人数 | 1人時あたり客数 | 人件費率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 梅田CAFE(11時間) | 286.4人 | 67.1 | 6.1人 | 4.27人 | 25.1% |
| 三宮CAFE(10時間) | 189.3人 | 49.6 | 5.0人 | 3.82人 | 29.3% |
| 心斎橋2F(8.75時間) | 142.5人 | 33.2 | 3.8人 | 4.29人 | 27.6% |
| 芦屋CAFE(9時間) | 64.8人 | 21.1 | 2.3人 | 3.08人 | 36.5% |
| CAFE4店 加重平均 | — | — | — | 3.99人 | 27.9% |
※ この「平均人数」は総労働時間÷営業時間なので、仕込みと閉店作業も含みます。営業中に常時その人数がいるわけではありません。
本町の人員は、既存店の実績と同じ効率で置いています
損益分岐点の平日175人を、既存CAFE4店の効率(1人時あたり3.99人)で割ると、必要な人時は1日44人時。 本計画は1日54人時で組んでいるので、10人時ぶんの余裕を持たせた形になります。
効率でみると1人時あたり3.24人で、既存CAFE4店の加重平均(3.99人)を下回ります。 既存店より人に余裕のある配置です。現場の検証を受けて、当初案(4.05人)から引き下げました。
この人員は、現場の検証を経て当初案から1人ずつ増やしたものです
当初は1日43人時(ピーク5人)で計画していましたが、甘味グループの責任者と梅田・三宮の各店長に検証いただき、 各時間帯にもう1人必要との回答を受けて1日54人時に改めました。
最大の理由は厨房でコンロとスイーツ台が離れていることで、生茶麺の担当者がスイーツを兼務できません。 この配置は変更できないため、人で対応します。あわせて物販の商品説明・包装が入るとレジが持ち場を離れるため、ピーク時のレジは専任にしています。
この結果、損益分岐点は432万円から496万円に上がりました(人件費 年463万円の増加)。 必要な平日客数は152人から175人になり、三宮店の1.09倍の水準になります。
開業した翌月から496万円が出るわけではありません。いつ到達するのか、それまでにいくら必要なのかを見ておきます。
| 比較対象 | 平日1日の客数 | 本町の必要水準との比 |
|---|---|---|
| 本町の損益分岐点 | 175人 | — |
| 梅田店の実績 | 243.5人 | 本町が0.72倍 |
| 三宮店の実績 | 162.1人 | 本町が1.08倍 |
| 心斎橋本店2Fの実績 | 124.2人 | 本町が1.41倍 |
三宮店を1割ほど上回る水準が損益分岐点です。梅田店には届きませんが、三宮店並みでは足りません。
同じビルのオフィスワーカーが「月1回」来れば届きます
損益分岐点の平日175人は、同じ建物のオフィスワーカー(3,000〜4,500人・中間値3,750人)で考えると 1人あたり月0.96回=約31日に1回の来店にあたります。
全員が月1回来れば平日183人/日で、月商は519万円。3,000人の下限だと平日146人にとどまるため、 同ビルだけでは足りず、御堂筋の通行者・北御堂・ホテル202室・相愛中高からの流入が要ります。
飲食店の売上は、開業直後がそのまま続くわけではなく、次の形をとるのが一般的とされています。
| 開店景気 | 2週間〜2ヶ月半。物珍しさで来る客で、実力より高く出る |
|---|---|
| 3〜4ヶ月目 | 底。開店景気が切れ、リピートがまだ積み上がっていない |
| 6ヶ月〜1年 | 認知とリピートが積み上がり、安定水準に入る(黒字化の一般的な目安) |
出典:起業・飲食店経営の一般統計(フッター参照)。開業1年未満の廃業率は35〜38%とされており、この立ち上がり期を越えられるかが最初の関門です。
本町はオフィス街なので、通勤動線に乗るぶん認知は早い一方、観光や週末の当て込みが効かないため、 積み上がるのはリピートだけになります。以下は開業月=安定水準の60%から線形に立ち上がるとして計算しました。
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| シナリオ | 安定水準 | 安定まで | 営業黒字化 | 現金プラス | 運転資金の底 |
|---|---|---|---|---|---|
| A 早い | 平日175人 | 6ヶ月 | 6ヶ月目 | 5ヶ月目 | ▲282万 |
| B 標準 | 平日175人 | 12ヶ月 | 12ヶ月目 | 9ヶ月目 | ▲430万 |
| C 三宮並 | 平日162人 | 12ヶ月 | 到達せず | 11ヶ月目 | ▲569万 |
| D 下振れ | 平日150人 | 12ヶ月 | 到達せず | 到達せず | ▲758万 |
開業から3ヶ月は各時間帯にさらに+1人(損益分岐点560万)、4ヶ月目から通常体制(496万)で計算しています。
「現金プラス」=減価償却を除いた現金収支が黒字に転じる月。「運転資金の底」=累積の現金がいちばん沈む額。
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| 月 | 平日客数 | 月商 | 営業損益 | 現金収支 | 累積現金 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1ヶ月目 | 105人 | 298万 | −157万 | −116万 | −116万 |
| 3ヶ月目 | 118人 | 334万 | −136万 | −94万 | −315万 |
| 4ヶ月目 | 124人 | 352万 | −86万 | −45万 | −360万 |
| 6ヶ月目 | 137人 | 388万 | −65万 | −23万 | −417万 |
| 8ヶ月目 | 150人 | 424万 | −43万 | −1万 | −430万 |
| 9ヶ月目 | 156人 | 442万 | −32万 | +9万 | −421万 |
| 12ヶ月目 | 175人 | 497万 | ±0 | +42万 | −327万 |
| 18ヶ月目 | 175人 | 497万 | ±0 | +42万 | −75万 |
| 24ヶ月目 | 175人 | 497万 | ±0 | +42万 | +176万 |
標準シナリオでは、営業黒字化が12ヶ月目、必要な運転資金は430万円
現金は9ヶ月目にプラスへ転じ、累積では8ヶ月目の▲430万円が底。 21ヶ月目に累積現金がプラスに戻ります。
早いケース(A)なら6ヶ月目に営業黒字、運転資金の底は▲282万円です。
三宮店と同じ実力だと、営業黒字にはなりません
安定水準が平日162人(=三宮店の実績どおり)にとどまると、営業損益は月21万円の赤字のままです。 現金収支は月20万円のプラスになりますが、年240万円しか残らず、5,000万円の回収に21年かかります。
さらに平日150人を下回ると現金も回りません(現金収支が±0になる月商は427万円)。 150人は三宮店の0.93倍で、届かない数字ではありません。ここが本計画のいちばん危ないところです。
2026年12月15日は火曜です。年末年始(12/29〜1/3)に入るため実働平日は10日しかなく、オフィス街は年始しばらく戻りません。 実質的な立ち上げは2027年1月4日からで、上のシナリオは2027年1月を1ヶ月目として数えています。
12月は習熟期間として扱い、オペレーションを固める期間に充てます。
損益分岐点を超えることと、5,000万円を回収することは別です。安定水準ごとの回収年数はこうなります。
| 安定水準(平日客数) | 月商 | 年間キャッシュ | 5,000万の回収 | 人件費率 |
|---|---|---|---|---|
| 175人(損益分岐点) | 497万 | 504万 | 9.9年 | 37.5% |
| 190人 | 539万 | 810万 | 6.2年 | 34.5% |
| 200人 | 568万 | 1,014万 | 4.9年 | 32.8% |
| 220人 | 624万 | 1,423万 | 3.5年 | 29.8% |
回収3〜5年に乗せるには、平日200〜220人が必要です
飲食店の投資回収は3〜5年が一般的な目安とされます。本町でそこに乗せるには 平日200〜220人=三宮店の1.23〜1.36倍が必要で、月商は570〜620万円になります。
損益分岐点(175人)を超えることと、投資回収の目安まで行くことの間には、25〜45人ぶんの差があります。
なお月商500万円を超えると歩合賃料が発生するため、これらの水準では回収年数はもう少し延びます(料率が未確認のため未計上)。
どのシナリオを走っているかは、開業から数ヶ月で判別できます。
| 3ヶ月目(2027年3月) | 平日118人を超えているか。ここが標準シナリオの通過点 |
|---|---|
| 6ヶ月目(2027年6月) | 平日137人。ここを下回っていれば下振れシナリオ |
| 9ヶ月目(2027年9月) | 平日156人。ここで現金収支がプラスに転じる |
| 12ヶ月目(2027年12月) | 平日175人。ここが損益分岐点 |
| 毎日 | 時間帯別の売上(Square)。想定した山と実際の山がずれていないか |
| 毎月 | 人時売上高。既存CAFE4店の実績(¥4,334)と比べて人が多すぎないか |
3ヶ月目・6ヶ月目の通過点を下回っていれば、下振れシナリオに入っていると判断して手を打ちます。
「最終の設計費や内装費の総額が問題」というご指摘のとおり、現時点で総額は確定していません。
| 項目 | 状況 | いつ分かるか |
|---|---|---|
| 内装工事費 | 見積未取得(設計が確定次第、RFPを出します) | 設計確定後 |
| 設計費・什器 | 未確定 | 同上 |
| 共益費 | 契約書に記載がなく、確認中 | 大成建設に照会 |
| 歩合賃料の料率 | 「月商500万超で発生」以外の条件が不明 | 契約書で確認 |
| 商品価格 | 原価計算の途中。全SKUの価格が未確定 | 原価入力後 |
| 人員 | 確定。現場(甘味グループ責任者・梅田・三宮の各店長)の検証を経て1日54人時に改訂済み | 確定済み |
共益費が坪4,000円だとすると年190万円で、損益分岐点は496万→523万に上がります。原価が35%に上がると541万です。
厨房機器の一つ一つの必要性については、21品目の検収記録を別途ご用意します。 「これは要る/これは外せる」という個別の判断は、その資料でお願いできればと思います。